資産運用について
2024.08.06
資産運用
下落時は投資先の企業を見てみよう
8月に入ってからの下落を受け、「NYダウ一時900ドル超安 景気懸念で「質への逃避」加速など、短期的な値動きに関する見出しが目立ちます。「ほぼトラ」から一転「もしハリ」へ、市場は大きく変動し、投資家たちの不安をあおっています。
このような短期的な市場の動きに一喜一憂するのではなく、私たちが行っている投資は投資先企業の長期的な成長の果実を受け取ることを目的にしていることを改めて認識しましょう。
そのためには保有している投資信託の月次レポートの投資先企業を見るのもよいかもしれません。
こちらは「推奨ファンドD」の6月末月次レポートから投資先トップ10銘柄を抜粋したものです。
さて今、米国の景気後退や日本の金利引き上げが株価波乱の要因とされていますが、これらの企業はそれによって事業を停滞させたり研究開発を止めたりするでしょうか?
景気後退になると一時的に消費は鈍り企業業績に悪影響を与えると思いますがこれらの企業はそのような環境下でどのように事業を継続発展させるか考え実行しているのではないでしょうか?
株価が下がったからと言ってこれらの企業は工場の稼働を停止したりするでしょうか?
下図は1985年~2024年7月までのNYダウ平均株価の推移を表しています。
(変化率が捉えられるように対数表示にしています)
株式市場は過去、大きな下落や低迷から回復してきました。投資信託を通じて投資をしている企業が今までと同様、株価や経済動向にかかわりなく利益追求を継続するのであれば、一時的な下落があっても株価は回復すると考えてよいのではないでしょうか?