ファンドF 選定プロセス
2024年8月からファンドFを新規推奨ファンドに採用しました。ここではどのようなプロセスを経てお客様にご提案するファンドを決めているのかを紹介します。
注)データおよびプロセスは2024年7月時点のものです。選定プロセス、選定基準、等は今後変更になることもあります。
当社の新ファンド選定プロセスは、以下の3ステップで行われます。
1,1次スクリーニング(2573本 → 37本)
2,2次スクリーニング(37本 → 3本)
3,商品性評価・運用力評価(3本 → 1本)
1,1次スクリーニング
当社ではお客様の長期的な資産形成に資するため以下の商品選択ポリシーを定めています。
『株価は短期的には日々のニュースやイベントなどに誘発された投資家心理でランダムに動いていますが、長期的には企業利益の期待値で決まります。よって、より高い利益成長の見込める企業に厳選投資をした世界株式アクティブ・ファンドを選定しています。』
上記ポリシーに沿って以下の条件で絞り込みをします。
日本を含むグローバル株式に投資するアクティブ運用
特定のテーマに限定しない
為替ヘッジを行わない
分配頻度は少ない。
この段階で楽天証券取扱いファンド2573本(2024年6月17日)から37本に絞り込まれます
2,2次スクリーニング
この段階では以下の基準による絞り込みをします。
1. 投資スタイル
既存の推奨ファンドを補完する投資スタイル上の特性を持つこと
2. 十分な長さのトラック・レコード
設定から少なくとも3年以上経過していること
ファンドが採用する戦略が、世界金融危機(2007~2010年)を乗り越えた経験を持つことが確認できること
3. 長期的に運用目標を達成できていると判断できること
4. 十分な運用資産
現状の運用が継続されると思われる運用資産額を有すること
株式ファンドとひとくくりにするのではなく、規模とスタイルによる特徴を把握します。一般に株式ファンドを評価する際には以下のように規模とスタイルのマトリクスを確認します。
現在当社でご提案させているファンドは比較的大型グロースの領域にあるので新規推奨ファンドは大型バリュー、中小型バリュー、中小型グロース、の特徴があるものを選ぶことでマーケット環境の変化に対応することが期待できます。
さらにこのような特徴があるものでかつリーマンショックのような金融危機を乗り越えたファンドに絞り込みをします。国内設定がリーマンショック以降であっても海外で同様の運用戦略のファンドがある場合はそれを参照します。
この段階で37本から3本まで絞りこまれます。
3,商品性評価・運用力評価
最後のプロセスは商品評価と運用力評価です。
商品性評価では以下の7項目を確認します。
① 投資対象/運用方針
② 運用目標
③ コスト
④ 運用資産規模と 増減スピー分配水準・頻度
⑤ 分配水準・頻度
⑥ 運用の継続性
⑦ 解約条件
運用力評価では以下17項目のチェックを行います。
① 経営の安定性
② 運用力維持向上のための経営戦略/方針
③ 対象ファンドの運用実績以外の運用力の証左
④ 運用への熱意・専念度
⑤ 人材の厚み/定着度
⑥ 明快度/徹底度
⑦ 現体制での実行可能性
⑧ 経済合理性
⑨ 独自性/模倣の困難さ
⑩ 得意分野への集中度
⑪ 一貫性/継続性
⑫ 改善努力
⑬ 有効性
⑭ 投資手法との適合性
⑮ 積極性
⑯ 投資手法との適合性
⑰ 一貫性
以上のプロセスを経て新規推奨ファンド1本の選定をしました。