4630万円の取崩運用 2022年10月

シミュレーションの前提条件等はこちらをご覧ください。

4月から始めた「推奨ファンドD」を利用した4630万円の取崩運用は7カ月経過しました。

  

  

10月の株式市場は大幅に上昇しました。

NYダウ平均株価は月間で4007ドル高、32,732.95ドルで10月を終えました。毎日のように大きく上下するとちょっと怖いと感じる人もいるかもしれませんね。

今月は株式市場の特徴を見てみましょう。

下図は1985年から2022年10月までのNYダウ平均株価の推移と月次リターンを表しています。青いグラフが株価推移(よく見るグラフですね)、オレンジの点は月次のリターン、グレーの線は月次リターンの平均です。

  

オレンジの点(月次リターン)の平均であるグレーの線はプラス0.82%になっています。毎月毎月はプラスだったりマイナスだったりしますが、453ヶ月の平均はプラス、つまり市場に長くとどまった人は必ずプラスの成果を得ていたということになります。

これを時系列で表したのがブルーの線になります。短期間では大きな下落にみまわれマイナスの時期もありますが長く市場にとどまっていた場合にはプラスの成果を得ていたことがわかります。

オレンジの点のほとんどはグレーの線の近くに集まっていますが、まれに大きなマイナスと大きなプラスの時があります。また、大きなプラスとマイナスは比較的近い時期に起こっているように見えます(9月の大きなマイナスのあと今月の大きなプラスがあったように)。

このような特徴のある株式市場で利益を上げる方法は2つです。

  1. 来月のオレンジの点がどちらの方向に行くのかを当てる
  2. 時々起こる大きなマイナスを受入れて長く市場にとどまる

「1」ができれば早く大きな資産を築くことができますが、実際に当て続けることは困難です。一方「2」の方法なら誰でも成果を得ることができます。そのためには株式市場の特徴を理解し値動きを受入れること、ライフプランに応じた長期投資可能な資金で投資をすること、が大切になります。

多くのニュースやマーケットに対するコメントは「1」についての話です。これらのニュースやコメントに惑わされずに長く続けることが大切です。